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セッティングについてやツインペダルについてなど |
![]() まず、ツーバスのセッティングについてちょっと書いてみようと思う。 その前に普通のワンバスのセッティングについてもちょっと書いておくと、 ![]() 図A 上の画像のように、ドラムという楽器は、なんとも独特なもので、 ワンバスセットの場合、バスドラムは真っ直ぐ客席の方を向いているが、 それと自分自身(叩き手)の向きは異なるという点が、ワンバスセットの気持ち悪いところだ(笑)。 つまり、ワンバスドラムセットの場合、たいていはバスドラムが正面を向いているが、自分自身はそれよりも左向きに構える事になり、左右対称にならない。 もし、ワンバスセッティングでこの気持ち悪さを解消したければ(笑)、 ![]() 図B このようなセッティングにすると、実はかなり叩きやすくなる。 ハイタムとロウタムが自分の正面にくるようにセッティングすることで、 タム類も自然な手の伸ばし方で届くので、通常のよくあるワンバスセットよりもパフォーマンスが向上する(私の場合ですが/笑)。 リハーサルスタジオなどで、このセッティングに変更したい場合、大抵は図Aの状態に最初はなっている事がほとんどだが、そのセッティングからタムを図Bのセッティング位置にするはどうすればよいか? マルチクランプなどを自分で持っていって左手側のクラッシュシンバルのスタンドにハイタムをマウントする、という手もあるが、 わざわざ自分でセッティング用にハードウェアを持ち込まなくても、場合によっては工夫次第で好きにセッティングすることもできる。 例えば、シンバル類のスタンドのパイプ径が、タムホルダーのパイプ径と同じものがあるはずなので、クラッシュシンバルのパイプにハイタムのタムホルダーを差し込んでセッティングし、バスドラのタムマウント用の穴にクラッシュシンバルのパイプを差し込む、という手がある。 こうすればスタジオに何も道具を持っていかなくても、そこにある道具を工夫して利用して色んなセッティングが可能となる。 ただし、その場合は練習を早めに切り上げて、元通りに戻しておいた方がいいと思いますが。 さて、図Bのようなセッティングは、ほとんどツーバスセッティングのようなものである。 ツインペダルを利用してワンバスセットでツーバスプレイをする時も、 私はわざと最初にバスドラを右に傾けてからツーバスを意識したセッティングをする事が多い。 実際、図Bのセットに左足のバスドラを追加するとツーバスセットが完成! ![]() 勿論、上の図よりも、もっとタム類やシンバル類をガンガン増やして巨大な要塞セットを作る事も可能だが、 どこにそんな金があるんだっちゅー話でございます(笑)。 ちなみにセットの点数が増えてくると、自分が手を伸ばす範囲が広範囲になるので、 椅子が低すぎると巨大セットは操りにくいが、椅子が高すぎてもドッシリと安定感のあるヘヴィーでパンチの効いたツーバスプレイやフットワークがやりづらい。 椅子の高さはこれまで散々色々変えてきたが(笑)、 今は低めなセッティングが当分続いている。 (22インチのバスドラの高さよりも5センチ以上低めの椅子の高さ) たまに、 ![]() 体力の無駄な消耗を極力抑える為にこのようなコンパクトなセッティングの仕方をみかけるが、 やはり我らメタルツーバスドラマーは、スティックの振り幅やアクションがかなり大きい傾向があるので(笑)、あまり狭苦しいセッティングだとシンバルにスティックが引っ掛かってヒヤッとしたりすることがあるため、シンバル類とタム類は真上から見てほとんど重ならないように私はセッティングしている。 派手に思いっきり叩く系の人やテンションが上がるとイッちゃうような人は、 どれだけ体力の無駄が発生しようがそんなもの気合いでなんとかして(笑)、 シンバル類は広々とセッティングすることをオススメします(笑)。 狭いライブハウスだとセッティングの時、妙にイライラしますが(笑)。 あと、個人的に、水平セッティングが好きですね。音のキレもいい気がします。 あ! あとセッティングの注意点として、 タムの角度は、初心者などは手前に急に傾け勝ちですが、 ![]() 音が詰まってしまったり、手首が落ちすぎてしっかりとした手の動きがきっちりと覚えられないので、タムの角度はほどほどにしておいた方がいいかもしれません。 ![]() 角度を急にしないと叩きにくいという事は、よっぽど激高速なプレイをしているとか、口径のデカいバスドラを使っているとかいうわけでもない場合は、腕の動かし方に問題があると思います。 また、タムを傾けすぎるとタムのボトムがバスドラに触れてバスドラが削れていくので注意です。当然ヘンなビビリ音も鳴ってよろしくないので、できればタムは急にしすぎないほうがいいでしょうか。 ツーバスセッティングの際、左右のバスドラの距離は、 まぁ自分の体格にあわせて、しっくりくる幅を自分なりに探せばよいと思います。 左右のバスドラの距離を結構遠めにした場合、 ・ドラムセット全体がゴッツくみえてカッコイイ!(笑) ・ハイハットがやたら遠くなって疲労がヤケに早まる(笑)。 (これは慣れです) ・タムのセッティングを少し低めにできる。 などのメリット・デメリットがありますが、まぁテキトーにどうぞ! (ナニソレ/笑)。 --ツインペダルとツーバス-- ワンバスでもツーバスプレイができるように、ツインペダルという便利なものがありますが、 やはりツインペダルでツーバス連打するのと、本当に2個のバスドラムを連打するのとでは迫力がまるで違いますし、プレイのキレも微妙に違ってきます。 高速で連打した際に、一つのバスドラを連打すると、音の粒立ちが鈍ったり音量が下がったりします。 それは一つのバスドラを左右の足で連打すると、バスドラがミュート状態になってしまったり、1打目の音が鳴りきり終わる前に次の一発が入ると、音がかきけされてしまうのです。 ツインペダルを使うとどうしても左足の方のレスポンスに違和感があります。 この違和感を少しでも和らげるために、左足の方を基本的に「キツイ音が鳴るように」するという手があります。 私の場合、左側のビーターを木製にしてアタック音を強調させ、右は普通のフェルトビーターにしています。 こうすると、ツインペダルによってどうしても「ツーバス感」が出し切れない問題を少し解消できる気がします。ペダルの構造上、音の立ち上がりや音量が悪くなりがちな左側を「アタック音重視」になるようにすれば、ワンバスでもツーバス独特の迫力が少しはでます。 私はこの方法を手にも応用(??)していて、 右手は普通の太さ14.5mm未満あたりのスティックを使っていますが、左手はアヘッドというメーカーの鉄スティックを使っています(トミーリーモデルの銀色のスティック)。 何かフレーズを左手で「シメる」ような場合、その左手のショットが甘いと、迫力やキレが出ません。 そこで、左手を鍛える意味も込めて、左手のスティックをわざと太くて重いものを使う事で、タム回しなどの際に、より締まりのあるプレイが可能になったりします。 タム回しなどは、クラッシュに移る直前の最後の一発の左手などのショットが甘いのとキッチリ丁寧な音を出すかで相当、差がでます。 まぁ左右の手で別のスティックを使ってるような私みたいにヘンな人はあまりいないかも知れませんが…(笑)、意外とこれは使えますよ。多分(笑)。 っと話がやたら脱線してしまっている気がしますが、 とりあえず、ツーバス導入に関してはざっとこんな感じです。
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