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LESSON1
何はともあれ、とにかくドコドコ! & スラッシュメタルを叩く!
ドラム


ページ内INDEX
↓ツーバス連打の前に
↓王道ツーバス連打
↓3連系ツーバス連打
↓スラッシュメタルリズムパターン


 さて、早速ツーバスの基礎練習や、スラッシュメタルのリズムについて、実際に譜面や自演ドラムのmp3なども公開したりしながら書いていこうと思います。

 ちなみに、このサイトでアップしている管理人自身によるデモ演奏は(別にたいしたこともないですが。。。。)、よりツーバスの魅力を伝えるため、或いは足の踏み順などを解りやすくするため、左のバスドラと右のバスドラの音がスピーカーの左右からそれぞれ別々に聴こえるようにレコーディングミックスしてあります(※本来はバスドラの音はレコーディングにおいてのパン(スピーカーから聴こえてくる定位置)は真ん中です)。
 ツインペダルで一つのバスドラを連打する擬似ツーバスと、本当にバスドラを左右に設置した上での本当のツーバスプレイの迫力の違い・ツーバスの魅力が伝われば幸いです。

デモ演奏用にスタジオを借りると時間もお金も大変なので、このサイトでのデモ演奏はエレドラによるレコーディングです
デモ演奏使用機材エレドラ


 mp3のデモ演奏のバスドラの音が左右に分離されているのが解りづらい場合は、
メディアプレイヤーで再生する場合、
拡張設定で左右のサラウンド感を増やした環境で再生するとわかりやすくなると思います。
メディアプレイヤー拡張設定
左右の広がりを増加

また、再生速度を変更することもできるので、速過ぎて謎な部分は、ゆっくり再生すると音質は低下しますが、早いフレーズがどうなっているのかがよく解るかも知れません。
再生速度変更
 …とはいえ、私の演奏がイイカゲンな場合はそれがよく解ってしまいますが・・・・(苦笑)

まぁこのサイトのテーマは「ハッタリツーバスドラム」ですから完璧じゃなくてもヨシとしましょう!(汗笑)。
メディアプレイヤーにはイコライジングも色々自分好みに設定できるので、
自分の聴きやすいバランスに設定して聴いていただくことも勿論可能です。
グラフィックイコライザー


さて、それでは本題に入る前に、とりあえずドラムの譜面についてちょっと最初に説明しておきますと、

ドラムの譜面の見方
ドラムの譜面の見方は上の図のようになります。
 他にも細かく色んな表記の仕方もあるのですが、このコーナーでは、とりあえずひたすらツーバスに焦点を絞った内容になっている為(笑)、スネアとバスドラとタム類とシンバル類の楽譜の位置さえ解れば大丈夫です(笑)。


さて、前置きなんてどうでもいい、とにかくドコドコ始めよう!!(笑)


と、思ったのですが、ちょっと待った!

まず、ドコドコやる前に、
ツーバスをドコドコやるって事は、さぞかし手足の独立が求められる事だろう、と想像するわけだが、
手足を独立するためには、逆に、まずは手足が同時にキッチリ動かせられる事が大切です。

手足同時ショット

譜面のように、
右手と右足、左手と左足、 右手と左足、左手と右足
をそれぞれ同時にショットして、かなり完璧に音が点になるようにします。
或いは右手右足左手左足を全部同時に鳴らす練習も効果的だと思います。

 まぁ私自身、さほどエラそうな事がいえるほどではありませんが(笑)。
こういう単純な事こそが意外に難しく、そして大切な部分です。

それでは、早速、ツーバスの基礎中の基礎パターンを叩いてみましょう♪

といっても、ツーバスをやりはじめたばかりの頃は突然は難しいと思うので、

ツーバス基本パターンをやるよりも前に、
手を頭の後ろに組んで、ただひたすらツーバスだけを連打してみて、ツーバスを連打する感覚に慣れるというやり方もあります

手を頭の後ろに組むというのは、ツーバスを踏む時の身体のバランス感覚を養う為で、足がどれだけ忙しく動いても上半身がブレたりしないようにならなければ安定してツーバスは踏めません。

左足でバスドラムを踏むという感覚も、最初はかなり違和感があると思いますが、とにかく、慣れるしかないです。ただヤミクモに左足でバスドラを踏み続けるというだけでも、充分、左足でバスドラを踏む感覚が身体に馴染んでくると思うので、きっとそのうち必ず慣れると思います
 脳の意識のやりどころ(?)としては、ヘソの裏側というか、ヘソと背中の真ん中らへんが、全ての感覚の中核であるようなイメージがいいと思います。


ある程度、足だけでも連打する感覚が馴染んできたと感じたら、
早速、下のパターンに挑戦してみましょう♪

どうしても難しい場合は、手は右手だけにして、後で左手を加えていけばいいと思います。

 ちなみに、ツーバス連打などの練習をする際、
右手はライドシンバルを使う事が多いとは思いますが、
ハイハットで刻む練習も同時にやった方がいいと思います

同じリズムパターンでも、右手がライドかハイハットかで、体勢が変わり、
ライドでは上手くできるのに、ハットだとしっくりこない、というような症状が起こりえます。
 どんな体勢でも安定してツーバスを踏めるように、右手は、ライド、クラッシュ、ハイハット、フロアタムなど、色々なバリエーションで刻んでみて、それによる体勢の違いが、プレイにどのような影響を及ぼすかを色々試してみるといいと思います

ツーバスの基本パターン
ツーバス連打王道パターン



上のデモ演奏は、あえてあまり高速ではない普通のテンポにしてありますが、
無謀な人はドンドンと速度を上げていって、どこまで速く踏めるかにチャレンジしても面白いでしょう(笑)。というかツーバスドラマーなら言わなくても既に勝手に限界にチャレンジしたりして楽しく遊んでる事でしょうけど(笑)。

譜面Aは最も基礎的なパターン、
譜面BはAの倍テン、高速でやればスラッシュメタルの王道になります。
譜面CはAとほとんど同じですが、右手をクラッシュやチャイナや重ねシンバルなどで4分音符を刻むパターンで、ちょっとノリが変わります。
譜面Cのように、クラッシュなどでガンガンと4分音符で刻むパターンもメタルでは多いですので、8分音符だけでなく、4音符で右手をキープしてツーバス連打やツーバスフレーズができるようになるとプレイの幅も広がると思います。


上のパターンがかなり余裕になるまで、当分、基礎の連打を頑張ります(笑)。
そのうち必ず余裕になってきます。

基礎パターンが余裕になってきたら、
足の連打をずっとキープさせたまま、手を自由自在に変化させれるようになってくる
と思うので、
その段階までこれたら、まずはホッと一息です(笑)。

足を連打したまま、手を自由に変えてみる



この段階になってくると、もうツーバスドラムが楽しくて仕方がないという感じになってくると思います(笑)。

 足を連打したまま手が自由に変化して叩く事ができれば、それだけでちょっとしたドラムソロらしき事もできるという事になります。

上のデモ演奏では、リバーブを深めにかけ、さらにフェーザーをかけています。

ドラムとエフェクターの関係についての興味への入り口になれば幸いです。
 ドラマーはアナログでありながら、デジタルにも対応できればさらにできることやアイディアの幅が広がります。


 明けても暮れてもツーバス連打の事しか頭にない(笑)、という状態になればしめたものです(笑)。

どうしても基本パターンが身体に馴染まない、という場合は、
他の練習法もあるといえばあります。

足の連打に合わせて手も全く同じように連打します。
ツーバス練習法
手足を同時にバタバタさせてるとツーバスに慣れるかも??(笑)



手の連打は、既に慣れているはずですから、それの勢いで足も同時に動かせば意外とできるかも??

そうこうしてるうちに足を連打する感覚が脳に焼きつくかと思います。
 上の譜面の手の連打をスネアだけでなく、その手順のままハットも利用すれば、リズムパターンも叩けちゃいます。
上のデモ演奏を聴いて「おっ!?」と思った人は、パンテラ好きですね?(笑)


 ちなみに、ツーバスのドコドコ連打の練習をするにあたって、テンポは自由だし、
速さの限界に挑戦したりするのは大いに結構ですが(笑)、くれぐれも無茶苦茶な事をして身体を傷めたりしないように注意してくださいね(笑)。
 っていっても多分メタルなアナタは、そんな忠告聞かないでしょうけどね(笑)。

それでいいんです(笑)。

心ゆくまで無茶苦茶やってください(笑)

それが上達への近道です(笑)。

っとTAKAYAが言ったからとかいって、メチャクチャやって身体傷めても、当方は責任を負いかねますのでご了承ください(笑)。


3連系の連打

ドコドコ連打といっても、16分音符のドコドコだけでなく、3連系のドコドコや、ドッコドッコ連打も、こなせた方がいいのはいうまでもありません。

というワケで3連系の連打について書いてみます。

3連系は、数が奇数なので、左右交互に連打していると、手の動きと不一致になったりする部分も生じるので、普通の王道ドコドコ連打よりも難易度は高いので、
かなりツーバスドラムの感覚に慣れてから3連系の連打パターンにチャレンジしてみるといいかも知れません。

3連系のツーバス連打

3連系のツーバス連打



まず、はじめのうちは、右手の刻みを4分音符でやると足との関係が非常に難しくなるので、
最初は、右手と右足が同じタイミングにくるような3連系のツーバスパターンを練習してみるといいと思います。
上のデモ演奏では、前半が右手2拍3連の易しい3連ツーバスパターンで、後半は右手が4分音符で刻むちょっと難易度の高めなツーバスパターンです。

右足、及び右手のリズムは「2拍3連」ということになります。
まぁそんな難しいものではないと思います。

もし難しい場合は、左足を抜きにして試してから、連打すればやりやすいかも知れません。

続いて、「ドッコドッコ連打」も挑戦してみましょう。

ドッコドッコ連打
ドッコドッコ連打


これはハネたリズムでツーバス連打するというものです。

ハネるので連続して詰め込まれた音符をツーバス連打をするというわけではないので、 別にワンバスのダブルキックでもやろうと思えばできるフレーズですが、
ある一定以上の速さになるとツーバスでしか無理になってきます。

足の踏み方ですが、

「ドッコドッコ」
「R LR L」
「L RL R」

どちらでもいいとは思いますが、
多分、左足スタートの方が踏みやすいしリズムが安定すると思います。

「左足スタート」というと難しいイメージがあるかも知れませんが、
左足はハイハットで拍を取っているという感覚でやれば突然簡単になると思います。

ドッコドッコ連打が難しいと感じる人は、
この練習から…。



スラッシュメタルを叩く!

まず、スラッシュメタルというリズムは、
スラッシュメタル

スラッシュメタル王道パターン


主にこのようなリズムパターンのものをいい、独特の疾走感があり、
狂気も表現できます。
 上のデモ音源の最後ではツーバスを連打したスラッシュの王道になっています。

 ちなみに、このようなリズムは、どうしても、

速い!速い!大変だ大変だ急げ急げ!

という感じになってしまいがちですが、
このテのリズムに慣れている人は実は、かなり淡々と叩いているものです。

感覚としては、リズムが8ビートの倍になって忙しいと思うのではなく、
むしろ、逆に8ビートよりもゆったりとしたリズムを頭の中で感じながら大きい流れでリズムを捉えて叩くのです。

スラッシュリズムは実はゆったり?
AのリズムのノリのイメージとBのノリのイメージは多少異なりますが、
Aは、より狂気的な表現ができ、
Bは、速いけど、どこか落ち着いている、
一瞬の隙もないような戦いを思わせるAのノリと異なり、
Bは意外とサ〜〜ってゆったり流れるイメージです。

スラッシュメタルの微妙なリズムの揺れの違いによるノリの違い


テンポ210でクリックに合わせて叩いてみました(笑)。
まだイケそうですが(笑)。

デモ音源の前半は上の譜面Bのイメージで、後半は譜面Aのイメージ。
バスドラのアクセントの入れ方や微妙なタイミングによって、
より狂気的なスラッシュリズムが刻めます。

 上のデモ演奏の一部にもあるように、小節のアタマにクラッシュを毎回入れたりするのも「押し」が増します。
 また、この他にも右手や左手に変化を加えるとより一層殺気が増します。
メタリカのラーズウルリッヒ様が確立した技でしょうか。


メタリカと横に並べるのもメタリカ様に失礼かもなのですが(笑)、
一応、私のソロアルバムにもスラッシュメタルがかなり満載な曲が色々あるので一応ちゃっかり宣伝しておきますルン(笑)。
 
(左)テンポ200のスラッシュナンバー「RED DIARY for...」などで、思い切りブッ叩いてます(笑)。
(右)「FLASHBACK」でテンポ190あたりでドコドコやってます(笑)。




さて、スラッシュのリズムとちょっと似たリズムが他にもあります。

コア系?
スラッシュと似てるけどちょっと違うリズムパターン


コア系などで用いられる事の多いパターンで、
スラッシュ系と比べると、ちょっとベタベタした感じです。
これをメタル系な楽曲に取り入れる事はあまりないかと思いますが、
デモ音源の後半(上の譜面の下のパターン)では拍に一発ペタンと入るバスドラムをパワーアップさせる形でツーバスで連打しているパターンでは、
リズムのベタベタ感が消えて、独特の疾走感や殺気が出せるので、メタルでもよく使われると思います。

スラッシュリズムと組み合わせて使うとさらに疾走感が増すものとしては、
前打ちのパターンも高速でできれば色々使えます。

前打ちパターン
前打ちパターン



前打ちパターンにおいては、足を色々リアルタイムで踏み方を気まぐれに変化させると疾走感が増します。
16分のウラにあたる絶妙な位置にバスドラを入れるなどすると疾走感は倍増します。
当然、ツーバス連打でイッちゃってもなおヨシです(笑)。




さて、とりあえず、ツーバス連打の基礎はこれである程度充分かと思います。

次のレッスンでは、ツーバスをただ連打する事からちょっと一歩進んだツーバスリズムパターンや、ツーバスと駆使したフィルインなどを紹介していきたいと思います。


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